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支部長あいさつ

2022年07月01日

支部長あいさつ

2X4が日本に導入されたのは明治の北海道開拓使に遡ります。その後昭和49年の告示1540号の施行に伴うオープン化により全国に急速に普及する事となりました。米国の寒冷地における優れた木構造技術の導入から始まった2X4工法ですが、この半世紀において多くの地震や台風・大雪を耐え、沢山のノウハウを蓄積し日本独自の技術を発展させてきました。
記憶に新しい熊本地震に於いては、同じ九州の仲間が作った2X4建築物の、実に97%が「被害なし」又は「多少の被害」程度であって今も居住され、多くの消費者の財産を守ることが出来ました。近年は大・中規模建築の木造化を目指し、2X4工法による6階建ての実大実験棟の建設により先導的な技術の開発に取り組んでいます。
 2X4協会が取り組む理論・実大実験・検証による科学的な木造建築を消費者に提供する努力は日本の木造建築の性能性向上に大きく牽引してきました。
 私達の九州においては、活火山も多く地震の被災や、想定を超える大雨や大規模台風など少なくない災害の懸念される地域です。
日本ツーバイフォー建築協会九州支部は枠組み壁工法による高品質な木造建築の提供によって消費者の財産を守り、2X4工法を広く普及・啓発し技術の伝承に努力し、社会資本整備に貢献してまいります。


 

   日本ツーバイフォー協会九州支部長
矢 野 崇 幸

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